お歳暮は、日頃お世話になっている方に対して1年の締めくくりに「お礼の気持ち」としてお届けする贈りもの。
昔はお世話になった人や上司、取引先などに贈ることが一般的でしたが、
現代ではもっと広い意味で感謝やお礼の気持ちと「これからもよろしくお願いします」というご挨拶を兼ねた贈りものになりました。
上下関係や仕事などの関係などに限らず、親しい友人や知人、親族などに贈るケースも増えています。
12月上旬から25日頃までが適当とされますが、最近では11月下旬から贈る方も増えています。
もともとは12月13日のお正月を始める「事始め」から贈るのがならわしです。
一般的に東日本は11月下旬～12月20日前後、西日本は12月13日～20日前後となっており、
地域によって贈る時期が異なる場合があるので、事前に贈り先の地域の習慣を確認しておくと〇。
お歳暮を贈るのが遅くなってしまった時には、「御歳暮」という言葉は使用せず、
熨斗紙の表書きを「御年賀」に変えて贈りましょう。
その際、先方にお詫びして、年明けに贈る旨を手紙か電話で一言伝えるのがマナーです。
御年賀として贈る場合は、松の内の期間でもある1月1日から1月7日頃までに届くように手配しましょう。
御年賀は、新しい年を迎えてのご挨拶なので、年末に届けることや1月7日以降に贈るのは避けたほうが良いでしょう。
万が一、1月7日以降になる場合は、2月4日の立春までにのし紙の表書きを「寒中見舞い」に変えて贈ってください。
(※関西では、御年賀の期間は1月15日までとされています)
生鮮ギフトや冷凍品を贈る場合、受け取りをスムーズにするためのが難しいため、避けるのが無難。
どうしても贈りたい場合は、事前に届く時期を伝えておくとよいです。
また取引先など目上の方に贈る場合は、事前の連絡が難しいこともありますので、常温保存できるギフトの方がおすすめです。
会社宛に贈る場合は、会社内で分けやすい個包装のお菓子などを選ぶとよいでしょう。
できるだけ贈る相手の状況などに配慮してギフトを選ぶようにするのが、お歳暮ギフトを選ぶ際のポイントです。
一般的に、お歳暮の予算は3,000～5,000円程度が適切であると言われています。
贈る方との関係性や年齢などによっても異なりますので、お互いに負担にならない予算感のものを贈るとよいでしょう。
お歳暮を選ぶ際は、相手に喜んでもらえる品物を選びましょう。
相手の好みや家族構成などを事前にチェックすると、品物選びの際に役立ちます。
子どもがいる家庭にはお菓子やジュースを選んだり、年末年始の家族や友人との集まりが多い方にはビールや日本酒を選んだりするとよいでしょう。
好みなどがわからない方へは、比較的長持ちする調味料や乾物などを選ぶのがおすすめです。
好き嫌いが分かれそうな珍味や、賞味期限が短く長期保存ができないものは避けた方が無難です。
この価格帯は、近所の方など普段からお世話になっている方に。
高価な贈りものはかえって相手方に気を使わせてしまう場合もあるので高額になりすぎないようマナーに気をつけましょう。
この価格帯は、特にお世話になった方に。
1年の感謝と来年もよろしくという思いを込めて、お中元よりもやや高めの予算を取るのもよいでしょう。
末永く、お付き合いを続けたい関係性の方へのとっておきの贈り物に。
日々の感謝の気持ちをたっぷり詰め込める価格帯。
ご自身で中身を選ぶのも贈り物の醍醐味なのでセットを参考にオリジナルの内容を考えるのもおすすめです。
お取引先や、目上の方、SNS上で知り合った方の住所を聞くのはなかなかハードルが高いもの。
そんなときに役立つのが、"eギフト"。
相手の住所を知らなくても、メールアドレスやSNSでのDMなどを知っていればお受け取り用のURLを送るだけでギフトを贈れます。
受け取り手の方の都合に合わせてお届け日時も指定できるのでスムーズな受け渡しも可能。
さらに「お歳暮」や「お中元」、「お誕生日おめでとう」などさまざまな季節に合わせたメッセージカードのデザインも用意しているのでより心のこもった贈り物になります。
「eギフト」のアイコンが付いている商品が、eギフトサービスの対象。ぜひご活用ください。
