〈第2回〉アコメヤ飯南支所のコメ日誌 ~立派な稲穂がつくまでに必要な作業とは?~|AKOMEYA TOKYO

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〈第2回〉アコメヤ飯南支所のコメ日誌 ~立派な稲穂がつくまでに必要な作業とは?~

アコメヤトウキョウで取り扱う、島根県飯南町産の「コシヒカリ」と「縁結び」のお米ができるまでを、全3回で追いかけるこの連載。
今回は第2回として、「立派な稲穂がつくまでに必要な作業とは?」についてお届けします。

文:神谷晴子(飯南町まちづくり推進課)


〈第1回〉5月 田植え 長い米づくりのはじまり
〈第2回〉8月 立派な稲穂がつくまでに必要な作業とは?
〈第3回〉9月 稲刈り 大切に育てた米の収穫
5月に植えられた苗は、梅雨~夏にかけてぐんぐんと成長します。
その苗を秋の収穫まで大切に育てるために、やらなければいけないことが山のようにあります。

まず、苗の成長よりも伸びるスピードのはやい雑草対策です。
畦(けい)畔(はん)(あぜ道)の雑草対策が肝心なのですが、それはなぜでしょう。

雑草にはカメムシなどの害虫が付きやすく、稲穂に付くと養分を吸い取ります。
その被害を受けると、実った米に斑点が付くなど出荷できない米になるため、農家の減収につながります。
ただ、雑草は強く、刈っても刈ってもまたすぐ生えるので、定期的な草刈りが必要です。
夏の暑い日差しの中での作業なので、体力も取られ、大変な重労働なのです。
もうひとつ、被害が多く対策が必要なのは、イノシシです。
飯南町にはイノシシが多く生息しています。
特に、山あいの長谷営農組合の圃場近くにもよく出没し、被害を受けることもしばしば。
イノシシは、ひづめで土を掘り返して、土中のネズミやミミズを探したり、田んぼに入って泥浴びのようなことをしたり。
その対策で田んぼの周りにはぐるっと電気柵が設置されています。

電気柵の設置により、被害は格段に減りましたが、電気柵も消耗品ですし、柵を設置するのにも費用がかかります。
ただ、米の収穫量を減らさないためにはしておかなければならない投資です。

ちなみに…
イノシシ用の電気柵は、高さが20cmほどです。
ぴょんと飛び越えられそうな気がしますが、飛び越えるより柵の下を掘って侵入するケースが多いため、また、イノシシの一番の弱点は鼻です。鼻にあたる高さの電気柵にしておけば、土を掘ろうと、下を向いて近づいたイノシシの鼻にあたってびっくりする、という仕掛けです。
稲穂が秋の収穫にかけて大きく実るためには、夏の間に行う、田んぼとその周辺の管理がとても重要であり、なおかつ、とても大変な作業であることが分かりました。

アコメヤで取り扱う米は、飯南町産のお米に限らず、多くの時間や苦労がかかっていること、丁寧な仕事のうえに出来上がったものだと実感して食べていただきたいと思いますし、その分、自信を持っておいしい!とおすすめできるお米です。
次回は、9月の稲刈りを取り上げます。
アコメヤで毎年開催している「新米祭り」につながる、アコメヤにとっても一大イベントです。


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