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醤油の種類と使い分けについて

普段なにげなく使っている醤油ですが、その醤油にもさまざまな種類があります。
その醤油の種類によって、どんな料理に合うかも違ってくるのです。
今回は、醤油の種類の違いと使い分けについてご紹介します。


醤油の基本工程

醤油の「原材料」は、大豆・小麦・麹菌・塩・水。
大豆は蒸し、小麦は炒って、種麹を加えて麹菌を繁殖させます。
その麹菌が大豆のタンパク質をアミノ酸に、小麦のでんぷんをぶどう糖に分解します。
次に塩水「汲み水」をその麹に入れて「諸味(もろみ)」をつくります。
この「もろみ」の状態で半年から数年ほど発酵熟成。
この間に乳酸菌による乳酸発酵で糖の一部が有機酸に変わり、酸性になると酵母菌が増加。
酵母菌がぶどう糖からアルコールを生み出し、有機酸と反応します。また小麦の皮の部分から熟成香を出し、風味に深みが出ます。
そうして熟成したもろみを「圧搾」して生揚醤油を搾り出し、その生揚醤油に「火入れ」をして微生物を殺菌、色を濃くし、香りを出します。
最後にろ過をして充填し、完成となります。
この「原材料」の内容、「汲み水」の量、「諸味」の熟成期間、「火入れ」の具合によって、醤油の種類が変わってきます。

醤油の種類は大きくわけて5種類

醤油の種類は、農林水産省の日本農林規格(JAS規格)によると、色の薄いものから「白」「淡口」「濃口」「再仕込」「溜」の5種類。
熟成期間が長いほど色は濃くなります。
「濃口」が最も一般的で、全体の流通量の約80%がこのタイプ。この「濃口」の中には、九州でよく使われる「甘口」も含まれます。
「白」は、大豆の量が少なく小麦の量が多い白い醤油。大豆を全く使っていない小麦のみの場合には「醤油」という表記は使えず、「小麦醸造調味料」という表記になります。


醤油の種類別おすすめの使い方

醤油は、ワインの色になぞらえて、色の薄いものは白身魚、濃いものは赤味魚や肉に合うとも言われます。
具体的な醤油別におすすめの使い方をご紹介。ご家庭でも使い分けて、醤油の奥深さを味わってみてくださいね。
※出典:職人醤油
お料理にあわせて、醤油もぜひ使い分けを楽しんでみてくださいね。

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