もうすぐ母の日! さまざまなジャンルの男女3人に聞いた、お母さんとのエピソード。|AKOMEYA TOKYO

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もうすぐ母の日! さまざまなジャンルの男女3人に聞いた、お母さんとのエピソード。

母の日を目前に控えた今週は、料理家、ギャラリースタッフ、スタイリストに聞いた、お母さんとのエピソードを紹介。仕事で挫折しそうになったときに支えてもらった話や、何年経っても捨てられない思い出の品に纏わる話など、どれも心温まる内容です。
誕生日にもらったエプロン
「料理を始めて13年ほど経ちますが、アシスタントを独立したばかりの頃は本当に仕事がなくて、母に何度も電話を掛けて、弱音を吐いていたんです。その度に『おいしいものだけを出していれば大丈夫。仕事は後からついてくるから』と励ましてくれていて、その年の誕生日には、この紫色のエプロンをプレゼントしてくれました。黄色のエプロンは翌年以降の誕生日に送ってくれたもので、ともに、大切に使っています。今はありがたいことに色んなところからお仕事をいただけているのですが、それは、あの頃の母の言葉やプレゼントがあるからこそだと思うので、このふたつはどれだけボロボロになっても使い続けていきたいんです。」
大塩 あゆみ
料理家。「エジプト塩」で有名な、たかはしよしこさんに師事し、3年半のアシスタントを経て独立。現在は料理教室や、撮影現場やイベントのケータリングを行なう。母へはじめて作った料理は、きのこの炊き込みご飯。
捨てられない手紙
「高校卒業と同時に家を出た僕に母が時々送ってくれるのが、食べ物の仕送り。中には、炊いたいかなごや、地元の紅茶専門店のティーバッグの詰め合わせなどが入っているのですが、そこにはいつも必ず、直筆の手紙が添えられているんです。内容は実家の近況などで、特別なことが書かれているわけではないんですけど、母の手書きの文字が並んでいるのを見るとホッとするのでなんだか捨てられないんですよね。今年の母の日は、僕も手紙を添えてプレゼントを贈ろうかな、と考えています。」
吉田 拓
1988年生まれ、兵庫県出身。大学卒業後、劇場や自転車店の勤務を経て、現在は原宿のイベントスペース「VACANT」に勤務。ダンサー、コレオグラファーとしても活動中。自分のためにお金を使わない母に夏服を贈りたい。
おしゃれ好きの母がくれたワンピース
「私の母は、どこへ行くにも着飾るし“安さに囚われているママ友”と話が合わなくて悩んでいたことがあるくらい、お洒落にこだわりを持っている人。そんな母からもらった洋服はいくつかあるのですが、この2つは中でもお気に入り。確かポップな花柄のワンピースは、すでに古着が好きだった中学3年生の頃に、古着屋で買うことを諦めて母のクローゼットから勝手に借りたもの(笑)。とはいっても、自分がお店で選りすぐったデザインではないので、どうすれば自分らしく可愛く着こなせるか試行錯誤しながらコーディネートしていました。フェミニンなワンピースは子供を産んでから貰ったものかな。ともに自分がお店で購入したものならば飽きて手放していたかもしれませんが、服に背景があるから、何年経っても手放せないんです。」
小川 夢乃
スタイリストで2児の母。モードファッション誌を軸に、広告なども手がける。既に還暦を迎えている母にプレゼントしたいのは、スカーフかストール。