AKOMEYA TOKYOが絶大な信頼をおく、農家を直撃! 作り手のこだわりや思いとは。|AKOMEYA TOKYO

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AKOMEYA TOKYOが絶大な信頼をおく、農家を直撃! 作り手のこだわりや思いとは。

食品から雑貨まで豊富に取り扱っているAKOMEYA TOKYOが、特にこだわってセレクトしているお米。多くの種類が顔を並べていますが、この度、新しい品種が仲間入りします。それは、島根県は飯南町で収穫される「縁結び」です。
今回は「縁結び」の生産地である島根県は飯南町にて取材を敢行。「農事組合法人 長谷営農組合」の和田さんと三原さんに、つくる上でのこだわりや思いをうかがってきました。
出雲空港から1時間ほど車を走らせたところにある島根県・飯南町は、すき透るように美しい水に恵まれた、自然豊かな町です。
ここで稲作を行なっているのは、“地域の農産物は地域で育てる”がモットーの、「農事組合法人 長谷営農組合」のみなさん。
「組合のメンバーはみんな、この街で生まれ、育った人なんです。お米をつくることが地域の農家を守ることにつながるので、これからもずっと続けますよ」。と三原さん
土づくりを惜しまず、無駄な費用を削り、食味の向上を目指す……。「農事組合法人 長谷営農組合」のみなさんは、環境を配慮しながらお米づくりに励むことはもちろん、生産過程で出た稲や藁を家畜に食べさせ排泄物を土の肥料にするなど、耕畜育成のことも配慮しているそうです。
和田さんは、「自分たちの地域だけで資源を循環させることを大切にしています。それが集落を守ることに繋がると思うから。あとは、おいしいお米を作るための基盤となる『土づくり』にも力を注いでいて、土が枯れないように鉄を入れています。それもただの鉄ではなく、不純物のない鉄。うま味が増すんですよ。これは12年前くらいから取り組んでいますね」と話します。
「『縁結び』は食味が低いため、微量要素肥料の『F・T・E』や『プロテッサー』などの栄養を入れています。まだできていないので、どんな味になるのかたのしみです」
この道ウン十年のベテランながら、今でも座学を受けたりするなど、よりおいしいお米を届けるために邁進し続けるみなさん。中でも特に大変なことは?
「いちばん痛手なのは、イノシシによる被害です。防ぐためにみんなで時間をかけて電柵を引いたのに、効果がなかったこともありました。でも講師からのアドバイスで被害をなくすことができたので、今は安心して育てられています」。
そんなおふたりが特に楽しいと話すのは、集落が一堂に会する収穫祭なのだそう。
「農作物とお米をそろえて、集落そろって食べるんですよ。みんなの顔を見られることもそうですが、回数を重ねるごとに結束が強まっている実感を得られることもうれしい。家族のような存在ですよ。彼らがいるから、たとえつらいことがあっても乗り越えていけるんです」。