母の日に新しいスキンケアシリーズを贈ろう!|AKOMEYA TOKYO

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母の日に新しいスキンケアシリーズを贈ろう!

母の日エッセイ 「母と日本酒とお風呂」

母のことが生まれた時から42歳の今まで、いつ何時も大好きだ。

結婚してもう一人母が増え、9年前に出産して私自身が母になり、人生が進むにつれ、母の日に対する想いは深くなっていく。  
今年の母の日は、せっかくなので「酒粕と日本酒の美容化粧水、美容ジェル」にちなんで、母と日本酒の思い出話をひとつしたい。
幼少期の私にとって日本酒と聞いて思い浮かぶのは、食卓ではなくお風呂場の湯船。味覚ではなく、嗅覚と触覚だ。
我が家では冬の寒い日に、日本酒を湯船に注いで入る「酒風呂」に凝っていた時期がある。

お風呂に入ると同時に、安価な業務用の日本酒をジャバジャバと惜しみなく、たっぷりと湯船に入れてかき混ぜる。
そこに冷えた体をそっと沈めたときの気持ちよさは格別だった。いつもより滑らかなお湯にゆっくりと浸かりながら、
母にその日あったことを報告したり、一緒に歌を歌ったり、体を洗ってもらったりする時間がとても好きだった。
「酒風呂」は湯船を出てからも素晴らしい。子供ながらに普段よりも一段深く、体は芯まで温まり、肌は滑らかですべすべになった。

お風呂場の湯気とキラキラ光る水滴、母のかわいくて心地よさそうな笑顔、
湯気が出そうなくらいぽかぽかの体で一緒に布団に滑り込む瞬間、どれも今なお鮮明に思い出すことができる幸せの記憶だ。
今でも母とはよく美容の話はするのだけれど、あの「酒風呂」、一体、どこから仕入れたネタだったのだろう。
「酒粕と日本酒」のスキンケアシリーズを母の日のプレゼントとして送りがてら、今度、聞いてみよう。

お母さん、我々、日本酒の天然成分が肌にもたらす効果は実感済みよね。
毎日のお手入れに取り入れてみて。
美容ジェルの甘い酒粕の香りはあの「酒風呂」を思い出して、なぜかちょっぴり泣きそうになったよ。
私と妹を、いつもいつも、幸せの真ん中に置いてくれてありがとう。

文・渡部かおり
プロフィール>>編集者・ライター。編集プロダクションFW主宰。
女性誌ではモードファッションからライフスタイルまで幅広く担当。ページディレクションと執筆の両方を行う。
ウェブコンテンツのディレクションや広告ビジュアル、カタログ製作にも多数、携わる。