茶農家や茶文化への想い
アコメヤバイヤー:「アコメヤのお茶」は、現代におけるお茶を取り巻く環境にも想いを馳せ、茶農家や茶文化の継承につながるようにという願いをもって開発しています。昔よりも嗜好品の選択肢が多様化し、ライフスタイルも変化したことにより、日本茶の消費量は落ち込み続けており、付随して茶農家の衰退などの問題が起きています。
アコメヤができることとして、まずは本当においしい日本茶を、より多くの方に知っていただく事を目標にしています。
製法や発酵による味わいの違いや、淹れた時の色合いの楽しみ方、お菓子とのペアリングなど、日本茶の奥深さをまずはカジュアルに愉しんでいただきたいと思っています。
酢田さん:今、国産茶の生産量は昔と比べると大きく減少しており、日本の茶農家は危機に陥っている状態です。
茶畑はそのまま放置すると、茶の木が雑木林のように大きくなり、そこにイノシシなどが住み着き、里山が荒れてしまいます。
茶畑を守るためには、茶の生産量を増やす必要があります。そのために、お茶の種類や愉しみ方を広げたいと思っています。
紅茶は現状ほとんどが外国産の輸入品ですが、それを10%、20%と国内産の和紅茶にしていこうとすれば、何千トンというお茶を国内で作れるようになります。
この「アコメヤのお茶」を愉しんでいただくことで、煎茶だけでなく、和紅茶も愉しむ方々が増え、日本の茶農家、日本の風景や文化も守ることに繋がれば、と願っています。