お米の恵みのアルコールの生みの親、酒井里奈さんに聞く。|AKOMEYA TOKYO

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お米の恵みのアルコールの生みの親、酒井里奈さんに聞く。

気持ちと肌においしい”お米美容”、できました。
日本だからこそ誕生した “お米美容”。
無農薬のおいしいお米には食べて幸せ、だけじゃもったいない。

現代を懸命に生きる女性たちとその家族の心と肌にしっとり、
じっくりと 効くHealth&Beautyグッズの原料にもなるってご存知ですか?
AKOMEYA TOKYOから満を持して、Health&Beautyのオリジナルアイテムが登場します。
「MADE IN JAPAN」にとことんこだわった結果、たどり着いたのは、看板商品でもあるお米に由来するアイテム作りでした。

日本有数の米どころである、岩手県奥州市胆沢の米農家さんが生産した無農薬、無化学肥料米を原料にした
石鹸、ネイルオイル、ハンドクリーム、ディフューザー、マルチバーム、アロマミストを開発。
それは使い心地も香りも、天然成分ならではの優しさに溢れるもの。
この“お米美容”アイテム開発のきっかけとなった人がいます。

それは、株式会社ファーメンステーション代表の酒井里奈さん。
お米を発酵して生成した、アルコールや米もろみ粕を利用し、化粧品や石鹸などの原料、商品を開発しています。
今回のAKOMEYA TOKYOのオリジナル商品も、彼女のアイデアから生まれたもの。

記念すべきAKOMEYA通信の第一回目は、”お米美容”の生みの親、酒井さんを紹介したいと思います。
国際基督教大学卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)、ドイツ証券など金融業界で10年働いたのち、
発酵技術に興味を持ち、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学、09年3月卒業。
同年、株式会社ファーメンステーションを設立。
 「元々は普通に会社勤めをしていたんですが、銀行、証券会社と金融業界で10年働いた後、
興味を持った発酵について研究したいと思い立ち、東京農業大学に入学しました。
若い子たちに混じりながら1番前の席に座って授業を受けたんですよ。」

未利用資源のエタノール化の勉強をするために在籍していた研究室で、
仕事の大切なパートナーとなる、岩手県奥州市と結びつく。

「今では私にとって、岩手は自分の実家のようなところなんですが、そもそもは縁もゆかりもなかったんです(笑)。
町長さんや農家の皆さんが将来のまちづくりについて勉強会を開いていて、
そのひとつが『お米をアルコールにして燃料として利用する』というものでした。
それがきっかけで私がいた研究室と結びつき、共同研究が始まったのです。
卒業後にすぐ会社を設立したのですが、最初のお客様が奥州市になります。
『米からアルコールと餌を作る地域循環プロジェクト』です。
農家の皆さんは燃料にすることにこだわっていたのですが、
1リットル2万円以上、ガソリンと比べて何倍も高くなってしまう。
そこでひらめいたのが化粧品原料として使うことでした。」
これが”お米美容”の始まり。

米もろみ粕を原料にした石鹸に続き、アウトドアスプレー、ボディミルクなどを作りながら、
化粧品の展示会にも多く足を運んだ。

「アルコールを使っている化粧品はたくさん見かけましたが、
原料がなにか、原産国や生産者が分かるアルコールは世の中にほぼ存在してない。
でも私はどこのどんな農家の人たちが作っているか知っています。製造工程における透明度、信頼性は確かなものです」。
 
さらに、お米からアルコールを抽出した後に釜に残る「米もろみ粕」も化粧品原料として使っている。
「玄米由来の米ぬか、麹や酵母由来の成分も入っている化粧品原料になります。
つまりこれは、製造過程でゴミが全く出ない、サスティナブルな取り組みなのです」。
その情熱と行動力で人々をいい意味で巻き込み、地域に根ざした物作りに取り組む酒井さん。
作られた商品は使う人にはもちろん、環境にも優しい。

「私は化粧品の原料を多くの人に使ってもらうことが本業です。
これからもたくさんの人に届くような活動をしていきたい。
今回のAKOMEYATOKYOさんの商品化はこれまでになく、大規模なものです。
どうかたくさんの人の元に、お米由来の成分が入ったビューティーケアアイテムが届いてほしいと思っています」。
私たち、女性は消費することで自分の意思を世の中に示すことができる。
原料や製造工程に興味を持ち、納得して買い物をして消費する。
それが今すぐに始められる「サスティナブル」な行動だ。

日本人による日本人のための「お米美容」をまずは店頭で、ウェブサイトで見てほしい、使ってほしい。
それはいつかきっと、世界のスタンダードになるかもしれないから。