これだけはおさえておきたい! 正しいせいろの使い方|AKOMEYA TOKYO

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これだけはおさえておきたい! 正しいせいろの使い方

秋はもうすぐそこ。お店には徐々に、カラダを温めてくれる芋類や、ビタミンや食物繊維をたっぷり含んだキノコ類など、秋の食材が並び始めています。そんな旬の食材をせっかく食べるなら、栄養分を余すことなく摂り入れたい。さらに少しずつ気温が下がってきている今、食べることでカラダ温められるのなら、なおうれしい。そこで活躍するのがせいろです。
せいろは食材に熱を均一に入れてくれるので、たとえば野菜なら、やさしい甘みと素材そのものの香りを感じることができます。そのほかにも、冷えたごはんを炊きたての様にふっくらと仕上げてくれたり、シュウマイなどの蒸し料理や、スープづくりで活躍してくれたり、と幅広い料理に使うことができる。今回は、そんなせいろの使い方を、料理家の五十嵐可菜さんにレクチャーしていただきました。
せいろを使う前にするべきことはありますか?
「購入したら、まず、『空蒸し』をしてください。これは、せいろの中に何も食材を入れずに蒸す作業のこと。これによってせいろ自体のにおいを取ることができ、空気がうまく循環します」
蒸す時間とお鍋に入れる水はどれくらい?
「およそ10分で、水は約7分目までです。このときに気をつけて欲しいのが、鍋に水を入れすぎないこと。せいろは濡れると痛みの原因となるので、ブクブクと沸騰しても触れないようにしてください」
お手入れの仕方は?
「せいろは洗わないのが基本です。水に長時間つけてしまうと、変形やひび割れの原因になってしまいます。そのため、使い終わったら濡れた布巾で拭いてあげてください」
保存方法は?
「せいろは直射日光に当ててしまうと傷んでしまうので、陰干しで通気性のよいところに干しましょう。湿度の少ない、高い位置に片付けるのがオススメです」
初めての方にオススメのサイズは?
「初めての方には、使いやすく手頃なお値段で購入できる小さいサイズがよいと思います。購入したらまずは、蒸し野菜からチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 食材を切って鍋に水を張るだけなので、料理が苦手な人にもオススメです!」